■会長の時間
ゴールデンウイークで２回例会が休みとなり３週間ぶりの例会ですが、みなさんは如何お過ごしでしたでしょうか。休み中、私はのんびりとしておりましたが、ロータリーのことを考えるとつくづくいい組織であると思ったりしておりました。職業では品位を保つように心がけることが必要です。大変崇高なことです。ところが、日本の状況を見ていますと、今の日本で最も職業の品位を下げているのは総理大臣ではないかと思います。言葉が軽すぎます。日本国内を混乱させ、アメリカとの信頼をなくし、本当にどうにかして欲しいと感じます。
以前の例会の時にもお話しましたが、５月６日にイギリスの総選挙があり、保守党が第１党になりましたが、過半数を確保することはできませんでした。すでに報道されていますが、第３党の自由民主党と連立政権を組むことになりました。イギリスでの連立政権は第２次世界大戦後は初めてとのことです。日本が目標とした２大政党政治はイギリスでは曲がり角を迎えており、このことは日本でもあてはまるような気がします。民主党も自民党も支持率は低いです。
ロータリーの精神は大変素晴らしいものです。政治がしっかりしていない分、我々は奉仕のこころでもって頑張りましょう。

秋山　千尋　＝連続の夕食会で胃が悪く、若い時と同じ気持を切り替え、年寄りだと自覚する毎日です。
小林　知義　＝昨日3時まで飲んでいました。フラフラです。今日は卓話当番どうなる事やら。
森本　良嗣　＝お久し振りです。昨晩、玉置さんが店に寄ってくれました。この時季は大変忙しくて、明日の例会は欠席させて貰いま
　　　　　　　　　すが、来週は出席できる段取りでいますので、皆様に宜しくお伝え下さい、との事でした。
中井　周治　＝今日は肌寒いですね。皆さん体調を崩さないよう気をつけて下さい。小林さん卓話頑張って下さい。
大屋　準一　＝天候不順で被害がたくさんでているようです。景気が悪い上に天にまで見放されると怖い気がします。
　　　　　　　　　せめてロータリーの皆様で世の中を明るくして下さい。

１．日本式資本主義のルーツ
　論語とそろばんという指針に沿って、渋沢栄一は５００社を超える株式会社を創立した、日本経済界の歴史上最大の偉人である。この精神はロータリーの職業奉仕の考え方に近く、その理念は二松学舎を創説した三島中州の儒学の影響を色濃く受けている。　その三島の師こそ、備中松山藩の山田方谷その人である。日本式の経営スタイルはその山田方谷から受け継がれたと言っても過言ではない。

２．山田方谷が学ぶ
　四書五経を中心とした儒学を５歳から学び、朱子学。陽明学へと学問の幅を広げる。江戸遊学時代は佐藤一斉の門下で佐久間象山と机を並べる。

３．山田方谷の経済論【理財論】
　事の外に立ちて、事の内に屈せず。義を明らかにして、利を計らず。この二つの命題が理財論の骨子であり、この態度で改革に臨めば、利は義の話という帰結となるはず。日本式経営スタイルの原点は此処にある。

４．山田方谷の藩政改革
　下級武士や農民などに対して、まず、徹底したセーフテイネットを敷く。その後、自分自身はもちろん、藩主をも含めた中流以上階級に対して、給料カットと経費カットを行う。武士や商人の殆どを敵に廻しながら、緩まずに断行する。大阪の米問屋に対して藩債の期限を交渉して、先延ばしを納得して貰う。負債の整理ができた時点で、産業の振興を計る。結果、７年間で借金は完済。後の７年間で１０万両の蓄財が可能となる。現在、日本の改革も同じ手法が求められていると思う。

５．山田方谷の言葉
　至誠惻怛。誠心より出ずれば、敢えて多言を用いず。
　君見ずや、万古の明鏡　一心の存するを。

　　　　★ 優勝　　久保田　秀一　（ｸﾞﾛｽ 90　HC 18　NET 72.0）　
　　　　★ ２位　　池山　博文　　　（ｸﾞﾛｽ 93　HC 20　NET 73.0）
　　　　★ ３位　　大屋　準一　・　小林　知義　・　花谷　尚嗣　・　吉田　正信