■会長の時間
H21消防白書によると過去10年間で5割増の救急車の出動回数は近年500万件以上(H20国民27人に1人、6.2秒に1回出動)、それに比べ、救急隊員不足(H21約5.9万人4892隊)や入院加療の必要のない軽症疾病者の119番通報(H20搬送率50.9%)が問題視されています。今年は異常気象による災害や酷暑による熱中症などの要因も加わり更に増加傾向にあるようです。
日本では警察110番消防・救急119番ですが、米国では警察・消防・救急全て911番(電話をかけると「事件or緊急?」聞かれる)オーストラリア共通000番、英国・香港共通999番、イタリア共通113番、オランダ・スペイン共通112番、ドイツは警察110番消防・救急112番と国によって様々です。台湾は日本と同じですが、中国は警察110番消防119番救急120番です。
どの国も日本と同様に「緊急性のない通報」に悩まされていますが、中国の120番通報は少し事情が違います。中国『医師法』では「特定の場所(病院)で医療行為を行わなければならない」との規則がある為、現場に医師が居合わせたとしても「安易に患者を診察、応急処置(医療行為)」は「医師法違反」となり、不運にも死亡した場合は、資格剥奪になる為、一般人は勿論のこと医師であっても120番通報して、到着する『現場で医療行為のできる救命の医師』に任せて何もしません(出来ません)。
現代のように医療技術が進歩し、AEDや心肺停止からの時間勝負において、現場に居合わせた知識を持った医師が(救急が到着するまで)応急処置をすることは重要で、法改正を望む声や矛盾点がささやかれていますが、未だに昔の『医師法』のままです。
万博やオリンピックで急遽AEDが設置されていますが、日本と同じ感覚で救命措置を行ったり、親切心で介抱すると前述「医療行為違反」となりかねないので、「郷に入っては郷に従え」、「すぐに120番で救急」が中国では常識ですので注意が必要です。
【来客紹介】 |
2名 |
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【出席報告】 |
22年9月17日(第429回例会) |
会員総数 |
出席免除会員 |
出席会員 |
欠席会員 |
出席率 |
27名 |
1名 |
19名 |
7名 |
73.08% |
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【幹事報告】
※「ダメ。ゼッタイ。」普及運動 国連支援募金箱を回覧中!
〔メールBOXに配布〕
1)第3回理事会報告 2)「変わるロータリークラブ第2660地区の元気人」
〔回覧資料〕
1)社会奉仕委員長会議資料(委員会報告) 2)ハイライトよねやま127号
3)春のライラ報告書 4)他クラブより例会変更のお知らせ(守口イブニングRC・大阪梅田RC・門真RC)